こんにちは!
元舞台役者のたかみんです!
当サイトは役者のタマゴを応援するサイトです
お芝居をしていて、こういった悩みはありませんか?
セリフが棒読みになる
セリフが大袈裟すぎる
セリフが嘘っぽく聞こえる
どの役をやっても同じに見える
演出家やほかの役者さんから言われて、みなさん悩んだり落ち込んだりした経験があるかもしれません。
でもどうしたらセリフが上手くなるかわからない!!
という人のために、役者歴10年の私が台本の読みこみ方をお伝えしていきますね。
この記事では
- 台本の基本的な読み方
- 演技の勉強にはやっぱり「読書」
についてまとめています。
この記事を読めば、台本の基本的な読み方が理解できます。
作品を深く掘り下げて考えていくことは大変ですが、実践すると生きたセリフ回しが出来るようになるはずです。
また、普段からできる演技の勉強として「読書」をおすすめしています。
こちらも取り入れながら、いい役者になれるように演技を磨いていきましょう!
「演技の勉強」ってほかに何があるの??という方は、こちらの記事でまとめてあるのでご覧ください。
セリフについての悩み
演技をするときに、セリフ回しがうまくいかなくて悩む人はたくさんいます。
というか、みんながぶち当たる壁です。
私もそうでしたし、周りの人たちもセリフについて試行錯誤していました。
これらを乗り越えるためには、しっかりと台本を読みこまなくてはいけません。
さっそく基本となる台本の読みこみ方をみていきましょう。
台本の読みこみ方
お芝居をすることになって台本を渡されたらワクワクしますよね!
でもね、セリフを覚えるだけが役者の仕事じゃありません。
役者は台本を深い部分まで読み込む必要があります。
基本的には一人でやることなので、地道な作業になることは覚悟しておいてください!
台本に書いてあることはすべてその作品にとってちゃんと意味があります。
なんとなくや雰囲気で演技は出来ませんので、一つ一つ取り組んでいきましょう。
では順に説明していきます!
⒈台本を何度も黙読する
えっ?台本を黙読???
声に出して読まないの???
はい、最初のうちは黙読しましょう
台本はいきなり声に出して読みません。
ふつうの読書と同じように黙読するんです。
そして頭の中にイメージを膨らませていきます。
⒉台本のわからないところを調べ上げる
読み方・意味・時代・事柄などでわからないところは調べましょう。
台本に書かれている内容が理解できるようにします。
了解!!
とにかく調べ上げます!!!
⒊人物の細かい部分まで把握する
人物を立体的にとらえるということです。
①プロフィール的なことを理解する
②今までの人生を物語上から考察する(過去のトラウマ・人生観・本人にとって大きな出来事)
③物語上でのその人物の役割や必要性を考える
⒋一つ一つの場面の意味を考える
その場面の必要性だったり、後々の伏線などを客観的に考えます。
⒌セリフ以外を埋めていく
特にセリフの前後や「間」には心の中の声を入れていくということですね。
そうすると、ただの沈黙はなくなるはずです。
⒍セリフの裏にある心の中の声を考えて書き出す
本心を考えるということです。
そのセリフの役割だったり、本当の意味も考えます。
今までのことが積み上げられて理解できていると、セリフの裏にある心の中の声も自然な流れで想像できます。
ノートに心の中の声をずらーっと書き出してみるといいですよ
- 台本を何度も黙読する
- 台本のわからないところを調べ上げる
- 人物の細かい部分まで把握する
- 一つ一つの場面の意味を考える
- セリフ以外を埋めていく
- セリフの裏にある心の声を考えて書き出す
以上が自分でやるべき作業です。
セリフを覚えるだけではないんですよね。
こういったことまで読みこんでいくと、役作りができていきます。
演技の勉強に「読書」をすすめるワケ
演技を上達させるために読書をするっていうのは
筋トレやって筋肉つけるみたいなイメージですかね。
読書をして読解力をきたえるということです。
学生さーん、国語の授業は特にがんばってくださいね!
読解力を学べますからねー(^^)
台本も「本」です。
役者はまず台本を読むところから始まりますよね。
読書が苦手なんですーとか言ってられません。
読書が苦手な人でも読みやすい本を紹介
いきなり難しい本を読まなくてもオッケーです。
なんなら絵本でもいいし、児童書でもいいですしね。
読書が苦手な人もいると思いますので、ここではあえて読みやすい本を紹介します。
五分後に意外な結末シリーズ
五分後に意外な結末シリーズ。
一つ一つは短い話ですが物語の展開が早いので、長い小説が苦手な人にもおすすめできます。
まずはいろいろな物語に触れてみるのはいかがでしょうか。
言葉の裏側にある意味を考えながら読むと、読みこむ練習にもなりますね。
隙間時間でも読めるので、持ち歩いていつでもどこでも読書ができます。
54字の物語
54字でひとつの話になっている超短編集です。
文字が少なすぎるから想像が膨らみます。
いろいろなシリーズがあるので、興味ある分野を読んでみることをおすすめします。
すごい本です。
おおきな木
登場人物は「おとこのこ」と「木」だけ。
「おとこのこ」の成長と共に人生が見えます。
「演技の勉強」として読むなら、上記の「台本の読みこみ方」に沿って考えてみてください。
「木」との会話では、それぞれの心の声を想像してみましょう。
どんどこももんちゃん
「ももんちゃん」が心の中でずっと思っていることがあります。
絵本の1ページ目から、その一心でももんちゃんは急いでるんです。
「ももんちゃん」を演じるならこの想いは避けられない。
とってもシンプルに心の声ってこういうことかとわかると思います。
まとめ:「読書」は台本を読み込むための練習になる
この記事では
- 台本の基本的な読み方
- 演技の勉強にはやっぱり「読書」
ということをお伝えしてきました。
なかなか地味でめんどくさい作業ですよね。
でもこれをするのとしないのとでは、役を演じる時に全然違います。
普段から「読書」をして、物語を楽しみながら読みこむ練習もしておきましょう
プロの役者への道のりは険しいですが、
やりたいことがあるなら挑戦していきましょう!
人生は一度きりです。
役者のタマゴさん!応援しています!!!
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